注意欠陥多動性障害(ADHD)とは何か

子育て

話を聞いていないように見える。

いつも落ち着きがなくいつも動いてる。

ずっとしゃべっている

集中して勉強できない。

お子さんをみていて、いつも動いていたり、ずっと喋っていたり、集中して物事に取り組むことができなかったり、忘れ物が多かったりしませんか。

もしかすると、注意欠陥多動性障害(ADHD)かもしれません。

今回は、子どもの注意欠陥多動性障害(ADHD)とは何か、注意欠陥多動性障害(ADHD)の診断基準、注意欠陥多動性障害(ADHD)の原因について解説していきます。

注意欠陥多動性障害(ADHD)とは

注意欠陥多動性障害(ADHD)は、不注意、衝動性、多動性の3つを特徴としています。

これらの特徴は一見すると誰にでも当てはまるような気がします。忘れ物をしない人はいませんし、カッとなって友達とケンカしたことがない人は少ないでしょう。

しかし、不注意さや落ち着きのなさ、考えずに行動にうつす特性があるため、日常生活や学校生活、コミュニケーションに難しさを感じることがあります。

注意欠陥多動性障害(ADHD)の診断基準とは

注意欠陥多動性障害(ADHD)に関するアメリカ精神医学会の「DSM-5」の診断基準では、「症状が少なくとも6ヶ月以上継続してみられ、それらのて程度不適応的であり、発達の水準に相応しないもの」とあります。

つまり、2歳は2歳の平均と比べてどの程度不注意であるか、9歳は9歳の平均と比べてどのて程度不注意であるのかを見ることが必要になります。

また、これらの症状のいくつかが12歳以前に見られてたり、学校と家庭といった2場面以上で観察されないと、この診断基準を満たしません。

そして、社会的・学業的、または職業的機能において、臨床的に著しい障害が存在するという明確な証拠が存在しなければなりません。

加えて、それらの症状は総合失調症(幻覚などを中心とする精神疾患の1つ)、または他の精神病性障害の場合によって起こるわけではなく、他の精神疾患でも説明されないとあります。

注意欠陥多動性障害(ADHD)の診断基準
A.不注意および/または多動性-衝動性の持続的な様式で、機能または発達の妨げになっているもの

B.不注意または多動性-衝動性の症状のうちいくつかが12歳になる前から存在していた。

C.不注意または多動性-衝動性の症状のうちいくつかが2つ以上の状況(例:家庭、学校、職場、友  人や親戚といるとき、その他の活動中)において存在する。

D.これらの症状が社会的、学業的、または職業的機能を損なわれているまたその質を低下させているという明確な証拠がある。

E.その症状は、総合失調症、または、他の精神病性障害の経過中にのみ起きるものではなく、他の精神疾患(例:気分障害、不安症、解離症、パーソナリティ障害、物質中毒または離脱)でうまく説明されない。

出典:日本精神経学会(日本語版用語監修)、髙橋三郎・大野祐(監訳):DSM-5精神疾患の診断・統計マニュアルP58-P59、医学書院、2014

注意欠陥多動性障害(ADHD)の原因

注意欠陥多動性障害(ADHD)は行動等をコントロールしている神経系に原因がある脳の機能障害、特に前頭葉の働きが弱いことが関係していると考えられています。

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前頭葉は脳の前部分にあり、物事を整理整頓したり論理的に考えたりする働きをします。

この部位は注意を持続させたり行動などをコントロールしたりします。

注意欠陥多動性障害(ADHD)の人はこうした注意集中や行動制御の機能に何らかの偏りや異常があり、前頭葉がうまく働いていないのではないかと考えられています。

こういった特徴を有する要因として遺伝や環境の影響を指摘する研究もありますが、まだはっきりとしたことは分かっていません。

元々の素因と過去の環境、現在の環境の影響の相互作用によって症状が生じるという考え方もあります。

そのため「親の育て方が原因だろうか」と悩む人もいますが、育て方のせいではありません。さまざまな要因が影響し合って現在の症状があると理解できるとよいでしょう。

まとめ

今回は、子どもの注意欠陥多動性障害(ADHD)とは何か、注意欠陥多動性障害(ADHD)の診断基準、注意欠陥多動性障害(ADHD)の原因について解説していきました。

注意欠陥多動性障害(ADHD)は一見だれにでも当てはまりそうで、分かりにくいですが、注意欠陥多動性障害(ADHD)の方にとってはコミュニケーションや行動に困難さを抱えて悩んでることが多いです。

少しでも注意欠陥多動性障害(ADHD)の理解が広がり、支援やサポートが豊かになり、たくさんの方が幸せに過ごせる世の中になって欲しいと思います。

また、注意欠陥多動性障害(ADHD)に対して薬物療法が行われることがありますが、それは、原因を治療するものではなく、不注意・衝動性・多動性などの症状を和らげる対症療法だといわれています。

注意欠陥多動性障害(ADHD)の約80%は学習障害(LD)を重複してくるといわれています。

行動面だけを抑えるのではなく、読み書き計算などの認知発達面も遅れていることが考えられるため、学習面の支援も重要です。

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