保育所や幼稚園の年長組さんからいよいよ小学校1年生に。
自分の子供が小学生に入学するなんて遠い先のことだと感じでいたかもしれません。
しかし、小学校に入学するに当たって分からないことや不安なこともあります。
ちゃんと学校まで登下校行できるかな?
入学までに何をしておけばいいの?
家で練習することがあるの?
勉強はさせておいた方がいいの?
など、今までとはまったく違う環境に、不安を抱える親御さんやお子さんがいると思います。
今回は、そんな不安や心配ごとを少しでも解消するために、小学校入学までにやっておくべき7つのことを紹介していきます。
通学路の確認
小学校入学前には、事前に通学路の確認しておくことは必要なことです。
地域によっては登校班というものがあり、上級生がみんなを連れて行ってくれます。
登校班の場合、「誰が班長なのか」「どこに集まるのか」「何時に出発するのか」「欠席する場合は」ということを確認しておきましょう。事前に学校側から連絡があります。
学校を欠席する場合は、班長さんに連絡帳をお願いするようにします。
登校班がなく自由登校の場合でも、親子で登校の練習をしておきましょう。
通学路は、入学前に親子で歩いて確認しておきましょう。信号機や交差点など、気をつけるところは教えておくとよいでしょう。
そして、慣れるまでは誰かと一緒に登下校するようにしておく方がいいです。
机で学習する練習
入学直後の子どもにとって「45分間の授業中、ずっと席に座っておく」というのは、結構大変なことです。
幼稚園や保育園では、45分間じっと席について何かをする、ということはあまりません。
ですから、お絵かきでも粘土遊びでも、なんでもいいので、45分時間椅子に座ってテーブルや机で作業せてると良いでしょう。
事前にトイレに行っておき、テレビも消す。必要なものがあれば、親が取りに行きます。
リビングでもいいので、45分座っていることができればカレンダーにシールを貼るなどして、子どもの意欲を引き出しましょう。
また、親御さんも同じテーブルについて、読書や手芸の時間にするといいです。
時間の感覚を体感させておくと「45分座っておくことができる」という自信につながることでしょう。
また、小学校入学に合わせて、子どもに学習習慣を身につけてほしいと考える方も多いと思います。
学習習慣を養うには、家に勉強のための空間を設けることが大切です。
特に一人部屋がない場合には学用品を収納するための場所も必要となるため、子ども専用スペースとして学習机があると良いでしょう。
学用品の収納場所を考えておく
一年生の場合、国語・算数・生活・図工・音楽・書写の6冊に、道徳の副読本やドリルなどが数冊といったところが一般的です。
小学校低学年のうちは教科数もまだ少なく、しかも国語などはほぼ毎日授業があるため、家に置かれる教科書はさらに少なくなります。
また、教科書自体も薄いので、スペース的にはほんのちょっとで大丈夫です。ブックエンドやファイルボックスなどを準備して、立てて収納できる置き場所を作りましょう。
教科書やノートは少ないですが、持ち物はそれだけではありません。
ハンカチなどの毎日の身支度に関係するものから、体操着・上履きなど定期的に持っていくもの、それ以外にも「図工の授業で新聞紙を使うので持ってきてください」といったような持ち物もあります。
学校に持っていく持ち物を、子供が自分で準備しやすい環境を作ってあげるといいでしょう。
さらにランドセルの収納には、ランドセルラックが市販されています。
市販のランドセルラックは、一番上にランドセルを置くようになっていて、その下に教科書類を立てて置けるようになってものが多いです。
また、ハンカチなどの小物類が入れられる小引き出しが付いたタイプなどもあります。
小さなお子さんにとって学校から帰ってきて重いランドセルを子供部屋まで運ぶのはけっこう大変です。
初めからすべてお子さん一人にやらせるのではなく、入学してからしばらくは親御さんと一緒に時間割をそろえてあげたり持ち物をチェックしたりできるようにしておきましょう。
リビングの一角など目の届きやすいところに置き場所を作るのも一つの方法です。
「ここに置かなければダメ!」ではなく、お子さんの行動パターンを見ながら最適な置き場所を探してくと良いでしょう。
防犯ブザーを使う練習
自分の子供が犯罪に巻き込まれないように防犯ブザーの使い方の練習をしておきましょう。
学校で子どもたちに持たせている「防犯ブザー」ですが、手の届かないランドセルの横につけていてはいざというときに使えません。
常にすぐ鳴らせるように携帯しなくてはなりません。
また、ひもを引くときにどれだけの力が必要か、電池を抜いて親子で練習しておくといいでしょう。
ハンカチやティッシュを必ず持つように、防犯ブザーを忘れずにいつも持っているようになることが理想です。
子どもが一人きりになるときには、常に携帯して鳴らせるように持っておくことです。
ただ、「学校から配布されたから、子どもに持たせていれば安全」と思っているようでは不十分です。
あくまでも「道具」なのですから、使い方をしっかりと分かっておかないといけません。
「いざというときに身を守ることのできるモノ」なのですからしっかり練習しておきましょう。
大きな声で挨拶や返事できるようにしておく
小学校では先生やお友達とあいさつをすることが多いです。保育園や幼稚園でも行われていたと思います。
「おはよう」、「ありがとう」、「ごめんなさい」はきちんと言えるようにしておきましょう。
自分の名前を呼ばれたら大きな声で「はい」と返事ができるようにすることも大切です。
返事の仕方の基本は、「大きな声で元気よく返事する」です。
大きく元気のよい返事ができると、先生からも印象がいいです。
返事も家で練習できますので、是非お返事練習しておきましょう。
返事はあいさつにもつながっています。返事がしっかりとできるようになると、元気よくあいさつもできるようになります。
アナログ時計を読めるようにしておく
小学校に入学すると、時間指定で指示が出されることがあります。
時計の正しい読み方は算数の時間に学習しますが、「あと10分」「9時ちょうど」など生活でよく使う時間の概念を、アナログ時計を使って説明することを心がけることで、自然と時間の感覚が養われます。
また、時計の他にも数字を数えられるようにしておくと数字の概念が身につき、入学後の算数授業で計算で困ることはありません。
お家のお風呂で1から100までを数えさせてみたり、お菓子やおもちゃを数えるときは、2-4-6-8-10と2個ずつ、5-10-15-20と5個ずつ、さらには3-6-9-12と3飛ばしで数えせて練習すると楽しく数字の概念が身につきます。
ひらがなが書けるようしておく
1年生になると、ひらがなを国語の時間に学習しますが、入学前に慌てて、ひらがなの読み書きを教えることこはしなくても構いません。
入学してから先生が、鉛筆の正しい持ち方やひらがな、カナカナ、漢字の書き順も一字ずつ丁寧に教えてくれます。
家庭では、入学後に習ったひらがな、カタカナ、漢字の復習をしっかりやっていくことが大切です。
しかし、入学前に自分の名前をひらがなで書いたり読めるようしたりしておきましょう。
下駄箱や教室のロッカーなど、一人ひとりの場所に名前シールが貼られていることも多く、自分の場所を把握するためにも大切です。
まとめ
今回は、小学校入学までにやっておくべき7つのことを紹介していきました。
小学校入学前は誰もが期待と不安を感じます。
そして、準備に忙しくなってしまいます。でも、一番大切なのは、「心の準備」です。
しっかりと心の準備しておくことで、前向きに小学校生活を迎えることができます。
入学準備の期間も大切な家族の思い出になるので、親子で楽しみながら準備をしてみてください。
入学式は楽しい小学校生活の始まりです。親も一緒に入学するつもりで、しっかりと応援してあげましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。