母乳育児のトラブル・ 軌道にのるまで

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子育て

授乳が軌道にのるのは生後何ヶ月くらいからですか?

母乳が思うように出ず、頻回授乳をしていますが、一向に増えている感覚がありません。

いつ頃から母乳はじゃんじゃん出るのでしょうか?頻回授乳をしてもこのまま増えないのではないかと心配です。

そろそろ生後2ヶ月になる子供を母乳で育てているんですが母乳が軌道にのるとはどうゆう意味なのでしょうか?

産後まもなく、赤ちゃんもママもまだ吸い方・吸わせ方のコツがつかめない頃は、母乳育児のトラブルが少なくありません。中にはひとりで抱え込み、つらい思いをしているママもいます 。今回は母乳育児のトラブル・軌道にのるまでについて紹介していきます。

よくある母乳育児のトラブルとは?

初めての子育ては、すべてが手探り状態で、慣れるまでは、思い悩むこともしばしばあります。とりわけ、出産直後から始まる母乳育児は、赤ちゃんのお世話の中でもつまづきやすいです。

よくある母乳育児のトラブルは、下記の通りです。
●赤ちゃんの吸いつきが浅く、乳首に傷ができてしまい、授乳のたびに激痛が走る。
●昼夜問わず授乳が続くことで、睡眠不足と心身の疲労が溜まってしまっている。
●赤ちゃんがまだたくさん飲めず、母乳が溜まって乳房が張る、または乳腺炎になってしまった。

ここに挙げたトラブルは、いずれもママの心身に大きな苦痛を伴うものです。トラブルの対処法やを知って、根気強く母乳育児を続けていきましょう。

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母乳育児を無理なく続けるための方法

母乳育児にはたくさんのメリットがあることがわかっても、トラブルに直面したら、つらいものはつらい!というのが本音です。よくある母乳育児トラブルの解消法を紹介します。

乳首に傷ができないための対策

乳首の傷や痛みの原因のほとんどが、授乳のときの抱き方と、吸いつき方によるものです。「乳首の先が痛い」と感じたときや「ちゃんと飲めているかな?」と、苦痛や不安を感じたら、抱き方と吸いつき方を確認し改善しましょう。

下記のポイントを参考にしてください。
●赤ちゃんの胸やお腹が、ぴたりとママにくっついていることを確認する。
●赤ちゃんが乳房を探そうとするとき、乳首の先が赤ちゃんの唇ではなく、鼻に向かっているのがよい角度。
●赤ちゃんが大きく口を開けて乳房をくわえるのを待つ。
●赤ちゃんの口が乳房に届きづらそうなときは、ママの身体を赤ちゃんに近づけるのではなく、赤ちゃんの背中から引き寄せる。
●赤ちゃんの頭に手を当てて引き寄せようとすると、赤ちゃんが顎を引いたかっこうになり、口が大きく開けられないので注意。

赤ちゃんの口がアヒルのような形になり、喉が動いているのが理想のくわえ方です。あせらずに、くわえ方が浅くないかどうか、痛くないかどうかを確認してから授乳をスタートしましょう。

くわえ方をやり直すときには、赤ちゃんの口にママの指を入れて乳房からやさしく離しましょう。また、抱き方を変えてみるのもおすすめです。

乳首の傷が痛くて授乳がつらい場合

授乳がつらいときに自宅でできるケアを紹介します。

●保湿により皮膚を保護するラノリンクリームを使用する。
●乳首に母乳を塗る。
(母乳には天然の治癒成分が含まれており、傷ついた皮膚を修復する力があります。)
●搾乳器を使用し、乳首を休める。
●授乳の後、衣服やパッドにこすれて乳頭の傷が痛いときには、乳頭部分がくりぬかれたブレストシェルで覆って乳首を休める。
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母乳育児のトラブル・ 軌道にのるまで・まとめ

今回は母乳育児のトラブル・軌道にのるまでについて紹介していきました。母乳が出にくい体質の人でも、地道に継続していけば一般的な「軌道に乗る時期」以降に母乳が出るようになるケースもあります。

産後に母乳が出ないと1〜2ヵ月で心が折れてしまいそうになりますが、そこをふんばって、ゆっくり気長に4ヵ月程度は様子を見てみてください。

ただ、これを可能にするには母乳に専念できる環境が前提となります。家族の協力なしには難しいでしょう。ただでさえ産後は寝不足な上に体の回復に時間がかかり、色々なマイナートラブルに見舞われがちです。

ホルモンの乱れでメンタル的にも不安定な時期と言われています。母乳について考えられる心の余裕が何より大切になってくるのかもしれません。

一人で抱え込まずに、家族と悩みを共有しながら母乳育児を楽しめるよう、普段から家族間のコミュニケーションを大切にしていきましょう。

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