反抗期の子どもを絶望させるNG言動

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子育て

今まで親子仲良くおしゃべりしたり外出したりしていたのに、この数カ月で子どもが激変してどう対応していいかわからない。

話しかけても反応ナシ、時には明らかな無視で悲しくなる。

帰宅してもリビングは素通りで自分の部屋に直行、何を考えているのかわからない。

など、子どもが思春期の反抗期にさしかかり、どのように接したらいいのか悩んでいるお家の方はさんがたくさんいます。

そこで、今回は、反抗期の子どもを絶望させるNG言動を紹介します。

思春期・反抗期について誰に相談する?

お子さんの「思春期」特有の発言や態度の変化に戸惑った時、保護者の方はどなたに相談をするのでしょうか?

ベネッセが行なった中学生から高校生までのお子さまを持つ保護者208人を対象に調査したデータを見ると、「家族(身内)」へ相談する方が約61%と圧倒的に多数、続いて「友人」(約31%)という結果がでています。

全国
調査対象
中学生・高校生のお子さまをお持ちの保護者のかた
調査期間
2021年2月5日~2021年2月8日
調査手法
WEBアンケートによるベネッセ調べ
有効回答数
208名

出典:「思春期」のお子さまの態度や発言に悩んだ時は誰に相談しますか?

学校や公共機関サービスへ相談する方は少なく、親しい関係性の中で悩みを解決されていることが分かりました。

小言を言う

反抗期の子を子ども扱いしすぎて、「片づけなきゃダメ」とか「肘をついて食べるな」など、細かいことで否定的に叱る小言はやめたほうおがいいです。

効果がないばかりか、お互いイライラするだけです。

いつまでも子ども扱いしていると反抗期が長引きます。人として尊重し、「大人扱い」している方が反抗期を順調に通過します。

大人が一歩引いたところで、大きくどんと構えて見守ることも必要です。

しかし、小言を言うのはやめた方がいいのですが、だからといって、まったく声かけをやめてしまうのもよくありません。

「おはよう」「朝ご飯できてるよ」「いってらっしゃい。気をつけてね」「おかえり」「大変だったね」「お疲れさま」「がんばってるね」など心地よい声かけは大切です。

何も声かけをしなくなると、子どもは見捨てられたように感じてしまいます。

「ダメ」なことは「ダメ」と言う

「ダメ」なこととは、人の心や体を傷つけること、非常に危険なこと、法律に反するなど反社会的なこと、人間として許されないこと、などです。

こういうことについては、子どものために勇気をもって叱る必要があります。

放置していると、反抗期のお子さんは「なんで止めてくれないの。この人は私がどうなってもいいと思っているんだ。真正面から向き合ってくれていない」と心の中でそう思っています。

逆に子どもは親に不信感を持つようになります。

人格を否定する言葉を言う

人に話しかけられても気持ちよい反応ができないときは、大人にもあります。

普段以上に余裕がないときやイライラしているときなどは特にそうです。

例えば、面倒な書類をうまく書けずに困っているときに話しかけられたらどうでしょう?

大人でも何も答えず無視するとか、あるいは「ちょっと後にしてよ」などと言ってしまうかもしれません。

同じように、思春期の子にも普段以上に余裕がないときがあります。

例えば、友達とのラインでよい返信が書けずに考えあぐねている、スマホの設定がうまくいかずにイライラしている、好きなゲームに熱中しているときなどです。

もともと、思春期の子に良い反応など期待できないのに、話しかけてもうまくいくはずがありません。

でも、親の多くは「子どもに何の遠慮が要るのか?」と無意識のうちに思っているので、無遠慮に話しかけます。

そして、無視されたとか態度が悪いなどと言って憤慨するわけです。

子どもをよく観察し話しかけるタイミングを考えるだけで、無益なトラブルを避けることができます。

上からものを言う

反抗期の子の言動にイラッとしても、言ってはいけないことは言わないように気をつけてください。

特に人格を否定するような言葉は、絶対に言ってはいけません。

たとえば、「えらそうなこと言ってるけど、お前は口だけの根性なしだ」「性格的にずるいんだよ」「情けないやつ」「卑怯者」などです。

親にこういうことを言われると、子どもは深く傷つきます。

そして、「親は自分のことをそういうふうに思っているんだ」と感じて、親への不信感が抑え難いものになってしまいます。

そして言ったほうは忘れても、言われたほうは忘れませんので、思春期・反抗期の時期が過ぎても元の関係に戻ることができなくなる可能性があります。

こういう暴言こそ、思春期の子を持つ親の最大の注意点です。

子どもの話を聞く、共感することが重要

思春期の子どもも、たまに会話することがあると思います。

何かトラブルや不満を抱えていて悩みや愚痴を聞いてほしいときなど、意外と話しかけてきたりすることもあります。

こういうときの聞き方として大事なのは、とにかく共感的に聞くことです。

たとえば、子どもが「私は悪くないのに先生に怒られた」と言ったとき、「先生の話を聞いてなかったからでしょ」とか「いつも態度が悪いからそうなるんだよ」などと跳ね返すのはよくありません。

こういう正論を押し付けていると、子どもはますます何も言わなくなってしまいます。

まずは、「そうなの?それは嫌だよね」と共感してあげましょう。

そうすれば、子どもは話しやすくなります。

愚痴を共感的にたっぷり聞いてもらえるとすっきりしますし、「親は自分がどんなに大変かわかってくれる」と感じて、信頼感が大いに高まります。

子どもにとって信頼できる大人とは、自分のことをわかってくれる人なのです。

親がよくやる間違いは、子どもの話を聞いたとき、すぐに励ましやアドバイスをすることです。

「だいじょうぶだよ。すぐ仲直りできるよ」とか「そんなの大したことじゃないよ。元気出して」などが励ましや「じゃあ、○○すればいいじゃん」「なんで○○しないの?」などがアドバイスです。

親は子どものためを思って言っているのですが、共感がないところですぐに励まされたりアドバイスされたりすると、

子どもは「なんで私の話を聞いてくれないの?そんなに簡単なことじゃないよ。私がどんなに大変か、この人にはわからないな。お説教されるだけだからもう言わないようにしよう」と思ってしまいます。

もちろん、励ましやアドバイスをしたほうが良い場合もありますが、それはしっかり話を共感的に聞いた後にしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は、反抗期の子どもを絶望させるNG言動を紹介しました。

今までの言動に気をつけて、思春期・反抗期の子も親の愛情を実感できるように、お家が居心地のよい環境にしましょう。

親の愛情を実感できている子は自分で自分を大切にするようになります。

たとえ悪い誘惑があったときも、「大切にしてくれる親に心配かけたくない」という意識が働いてブレーキがかかります。

思春期・反抗期の時期は大変ですが、信頼させるように言動に気をつけていきましょう。

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