最近巷では、インフルエンザが流行っていますね!テレビやネットなどでも「インフルエンザ」の言葉をよく聞きます。今回は、お家できるインフルエンザ感染の予防の方法と対策を紹介していきます。
インフルエンザの感染経路について!
インフルエンザ感染の予防と対策をお話しする前に、インフルエンザの感染経路についてお話します。
インフルエンザの感染には主に飛沫感染と接触感染の2種類があるといわれています。
飛沫感染
まず飛沫感染とは、感染した人が咳やくしゃみをすることで飛んだしぶきに含まれるウイルスを別の人が口や鼻から吸い込んでウイルスが体内に入り込むことです。しゃみや咳を浴びる距離は2メートル程度でその範囲にいる人は感染の危険性が高いと言われています。
接触感染
次に接触感染とは、感染した人が咳やくしゃみを手で押さえた後や鼻水を手でぬぐった後に、ドアノブやつり革などに触れ、その場所に別の人が触れてその手で鼻、口に触れることにより、粘膜などを通じてウイルスが体内に入り感染することをいいます。
その他の感染
他にも、直接患者の咳やくしゃみを浴びなくても、患者の呼気にウイルスが含まれていて同じ室内にいるだけでもインフルエンザ感染が起こる空気感染もあります。
家庭内でできるインフルエンザ予防の方法と対策は「さ・し・す・せ・そ」
では、いよいよ家庭内でできるインフルエンザ予防の方法と対策を紹介していきます。キーワードは「さ・し・すせ・そ」です。
さ「三食しっかり食べる。」
まずは、「三食しっかり食べる」ことが大切です。バランスのとれた食事は免疫力を高めインフルエンザ予防に効果的です。
特にビタミンDを摂ることをおすすめします。ビタミンDは、免疫細胞の活性化や、細菌やウィルスへの抵抗力を高める作用があり、免疫を強化する重要な役割をもっています。
紅鮭やサンマなど脂肪分の多い魚やイクラや数の子などの魚卵さらに、キノコ類や卵類にこのビタミンDが多く含まれています。ビタミンDは熱に強く、焼く、煮る、揚げるといった調理をしてもほとんど分解されないので、調理に手間をかけなくても、栄養価がほとんど変わりません。
缶詰や加工食品などで手軽に摂るのもおすすめです。
し「湿度を上げる。」
次に、「湿度を上げる」こともインフルエンザ予防になるといわれています。
冬の平均湿度は約30%前後ですが、インフルエンザウイルスの生存率についての報告では、温度22℃、湿度20%では60%以上が生存しているという報告があります。
空気が乾燥していると、ウイルスはホコリと共に舞い上がり、人に感染しやすくなりますが、加湿し水分量が多いと、ウイルスは浮遊することができず活性も低下します。
インフルエンザウイルスは湿度の高い環境に弱く、21℃の室内で湿度65%の状態を16時間保てば、99%ウイルスの増殖力や感染力を奪うことができるという研究結果も出ています。
また、喉の奥の粘膜が乾燥してしまうとインフルエンザに感染するリスクが高くなります。湿度を上げることで喉の粘膜に潤いが保たれインフルエンザな予防にもなります。
さらに、インフルエンザウイルスは低温を好むため、湿度を保っていても室温が低いと、ウイルスの生存率が高まってしまいます。室内の適温は18~20℃、湿度は50~60%がベストです。
す「睡眠をしっかりとる。」
続いで「睡眠をしっかりとる」こともインフルエンザ予防にことも効果的です。睡眠をしっかりとることによって体内に入り込んだインフルエンザウイルスや菌などの病原体と戦うために免疫機能が活発になります。
免疫機能と睡眠はお互いに深い関係にあります。体内に入り込んだウイルスや病原菌に対し、睡眠は免疫機能にあらゆる武器を送り込み戦闘力をアップさせます。
免疫機能は、ウイルスや病原体が入り込んだ身体に対し「寝ろ!」という命令を下します。
これにより「寝る」という戦闘フィールドにおいて「免疫」という戦闘力は力を最大限に発揮することができ、ウイルスや病原体と戦うことができるのです。
なので、「寝不足」という状況が続くと戦闘力は一気に減少しウイルスや病原体に打ち克つことが出来なくなってしまうのです。
十分に睡眠をとってインフルエンザを予防しましょう。
せ「石鹸で手を洗う。」
続いて「石鹸で手を洗う」もインフルエンザ予防に効果的です。
先程、述べたようにインフルエンザは感染した人が咳やくしゃみを手で押さえた後や鼻水を手でぬぐった後に、ドアノブやつり革などに触れ、その場所に別の人が触れてその手で鼻、口に触れることにより粘膜などを通じてウイルスが体内に入り感染する接触感染があります。
このような状況では、手にウイルスが付着することを未然に防ぐことは困難です。だから、手からの侵入を遮断するには、「手洗い」がとても大切になるのです。
手洗いは、帰宅時や食事前だけでなく、電車のつり革やパソコンのキーボード、玄関のドアノブや会社の入り口など、不特定多数の人が触るようなものに触れた後にも可能な限り行うことが大切です。
少し神経質に思われるかもしれませんが、風邪やインフルエンザなどの感染予防のためには、頻繁に手洗いを行うことが何より大切なのです。
さらに、石鹸で手を洗う他にも、うがいやアルコール除菌もインフルエンザ予防に効果的です。
そ「外で体を動かす。」
最後に、「外で体を動かす」こともインフルエンザの予防になります。
ウォーキングやジョギングなどの適度な運動は体力や免疫力を高めることができインフルエンザ予防になります。また、外に出て、日光を浴びると体内でビタミンDが作られます。先程も述ましたがビタミンDには、免疫細胞の活性化や、細菌やウィルスへの抵抗力を高める作用があります。
なので、朝ご飯を食べてから、ウォーキングやジョギングなどの適度な運動をすることをおすすめします。
注意してほしいことは、激しい運動は体力の消耗とともに免疫力も低下して、インフルエンザになりやすくなってしまいます。また、日光の浴びすぎもシミやシワの原因になるので、注意しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、「インフルエンザ感染を家庭内でできる予防の方法と対策!」を「さ・し・す・せ・そ」で紹介しました。少しでも、みなさんのお役に立てれば幸いです。今回、紹介したインフルエンザ対策の他にも窓を開けて換気する、マスクをすることも効果的だと言われています。1月から2月がインフルエンザ感染のピークになります。また、最近ニュースで薬が効かないウイルスがいるので、皆さんもしっかりインフルエンザ予防していきましょう。